★★海賊週報★★(2018・11・12~11・25)

【ハイジャック・誘拐】=なし
【海賊の未遂、強盗・窃盗の既遂・未遂】=南アジア1件、ギニア湾1件
【ソマリア海賊の未遂と疑わしい活動】=なし 続きを読む

カメルーン・ナイジェリア沖でトロール船4隻を一時ハイジャック

ナイジェリアに隣接するカメルーン沖のギニア湾で11月23日、4隻のトロール船が海賊にハイジャックされましたが、その後解放されました。目的がはっきりしません。 続きを読む

《 閑話休題 》

今日、本屋に行ったら「自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体」(講談社現代新書)が発刊1カ月強で3刷になっていた。この本の意義は大きいと感じていたが、硬いから売れないだろうなと思っていただけに3刷は驚きだった。

内容は防衛大臣にも総理大臣にも秘密の情報機関「別班」の存在を共同通信の記者が追い続けて記事化した内幕モノ。別班は戦前の陸軍中野学校の復活を目論んだ組織で、ロシア・中国・韓半島をターゲットにして現地に民間人としてエージェントを派遣しているとか。

取材中に生命の危険を感じたと書かれており、おどろおどろしいスパイ機関のようだが、世界の情報機関と比較すれば人数や予算からみて「枯れ尾花」レベルにしか見えない。しかしオープンソースインテリジェンスでの情報収集ではなく、ヒューミントを行うとすればリーガル、イリーガルの境目は微妙になりがちだ。シビリアンコントロールが効かない組織がこうした活動をすることは大問題だが、それ以上に知らない振りをし続けてきた保守政治家の根本的な能力の低さを嘆く。自衛隊は災害救助機関ではなく、クーデターも可能で簡単に人を殺すことができる武力組織だということを忘れてはいけない。彼らの正義が暴走する可能性が常に内在しているのである。

もっとも同じジャンルの本では「共謀~トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ」(集英社)が今年一番おもしろかった。英ガーディアン紙の元モスクワ特派員の記者が元英MI6の調査員が作成したトランプ米大統領のロシアンゲートの発端となった調査報告書を導入部として1980年代から積み上げられてきたロシアのトランプ大統領誕生支援工作を丁寧に調べた労作。長い水面下の積み重ねで大統領をもつくり上げるという、諜報機関らしい話だ。

スンニ・過激派のテロリスト、9・11後約4倍に増加

米国のシンクタンク戦略国際問題​​研究所(Center for Strategic and International Studies)が11月にまとめた「サラフィー主義(イスラム教スンニ派の過激派思想)-聖戦戦士の脅威の進化(The Evolution of the Salafi-Jihadist Threat)」で世界のテロリストが2001年の9.11テロ事件後4倍に増加していると指摘しています。 続きを読む

イラン海軍とIRGC海軍、駆逐艦と潜水艦をペルシャ湾・アデン湾に展開

イラン海軍とイラン革命防衛隊(IRGC)海軍は11月18日から20日に掛け連携して駆逐艦と潜水艦をペルシャ湾からアデン湾に掛けて展開しました。パトロールの理由は海の安全と海賊対策ですが、示威行動であることは確かです。イランメディアが21日に発表しました。 続きを読む

☆お知らせ☆

「海賊週報」はインシデントの新規発生報告がなかったため更新を休みます。
                                   (了)

アデン湾でプロダクトタンカーに母船と2隻のボートが接近

海賊という根拠はありませんが、気にはなるインシデント報告です。 続きを読む

ナイジェリア海賊の攻撃場所に変化?

発生から2日経って少しは具体的な情報が流れてくるかと待っていたのですが、何も出てきませんので取り敢えず。 続きを読む

★★海賊週報★★(2018・11・5~11・11) 

【ハイジャック・誘拐】=なし
【海賊の未遂、強盗・窃盗の既遂・未遂】=東南アジア2件、東アフリカ1件、ギニア湾1件
【ソマリア海賊の未遂と疑わしい活動】=なし 続きを読む

ナイジェリア沖で攻撃を受けたのはLNGタンカー

ナイジェリア・ボニー島沖で11月6日に武装海賊の襲撃を受けたのは、バーミューダ船籍のLNGタンカーでした。タンカーは回避行動を諦めずに続け、ハイジャックは逃れました。 続きを読む

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