★★海賊週報★★(2017・6・5~6・18)

【ハイジャック・誘拐】=なし
【海賊未遂、強盗・窃盗の既遂・未遂】=西アフリカ1件、東南アジア3件
【ソマリア海賊の未遂と疑わしい活動】=なし
※インシデントの発生と国際的な公的機関の情報には時間差もありますし、報告されないケースもあります。 続きを読む

マレーシアの船舶燃料会社がフィッシング詐欺被害、100万ドル騙し取られる

マレーシアの船舶燃料会社が偽のメールを使ったフィッシング詐欺に遭い、450万マレーシアリンギット(100万米ドル)を騙し取られたことが分かりました。海事関連会社がサイバー犯罪やサイバー攻撃で狙われるケースが増えています。 続きを読む

〈修正・追加〉 イエメン沖紅海でUAE船にミサイル攻撃、乗組員1人負傷。UAE「医療機器と薬」搭載船と発表

サウジアラビアが主導する連合国軍は6月14日、バベルマンデブ海峡にも近いイエメン・モカ港沖の紅海でUAEの船がフーシ派からミサイル攻撃を受け、乗組員1人が負傷した、と述べました。UAEのメディアは「イエメンでコレラが流行していたため、薬と医療機器を運んでいた」と伝え、負傷者は出たが船体に損傷はなかった、ともいいます。 続きを読む

比ミンダナオ島マラウイ、「イスラム国」系過激派が2割支配

フィリピン軍は6月12日、ミンダナオ島マラウイ(Marawi)で「イスラム国(IS)」系イスラム過激グループが約20%の地域をコントロールしていることを明らかにしました。今月5日の段階では10%の支配率だったため過激派の勢力は拡大していることになります。IS系通信社がマラウイでの聖戦戦士の戦いを賛美し、3分の2の地域を支配したと宣伝したことを受けたもので、比軍は支配地域の解放に全力を挙げています。 続きを読む

米主導の多国籍海軍がバベルマンデブ海峡・アデン湾などイエメン周辺パトロールへ

バーレーンの米第5海軍は6月12日、商船への攻撃が続くイエメン周辺海域で有志国海軍(Combined Maritime Forces =CMF)がパトロールする、と発表しました。スエズ運河に繋がるバベルマンデブ海峡やアデン湾になります。攻撃は海賊とは異なり、ミサイルや爆弾、RPG(携帯ロケット砲)などの武器を使います。イエメンのフーシ派とみられていますが米海軍は商船への攻撃者や背後に誰がいるかなどは明言を避けています。海賊も含めた警戒になるとみられますが、ソマリア海賊とは違って海軍らしいミッションとなりそうです。参加艦船や規模などの詳細は明らかにされていません。 続きを読む

☆お知らせ☆ 海賊週報の更新について

国際的な海賊情報の収集機関で、この1週間新しい発生報告がありませんでした。そのため「海賊週報」の更新は行いません。ご了承ください。

★米、特殊部隊を比のイスラム過激派掃討戦に投入、比海兵隊員13人殺害受け支援

フィリピン・ミンダナオ島マラウイ(Marawi)に侵入した「イスラム国(IS)」に繋がるイスラム過激派に対する軍の掃討作戦は2週間が経ってもはかばかしい成果は上がっていません。数百人とみられる過激派は強固な地下トンネルを掘り、ミサイルなど武器も豊富です。さらに市民を人間の盾にしており、空爆も限定的にしか実行できていません。これまでに戦闘員138人を殺害しましたが、軍側も50人以上が死亡、市民も30人近くが殺害されています。軍側が包囲される局面も起きており、比海兵隊員13人が一挙に殺害される事態が発生、在マニラの米大使館は6月10日、米特殊部隊を支援に投入すると発表しました。過激派戦闘員にはマレーシア、インドネシアなどから外国部隊が加わっています。「テロとの戦い」を掲げる日本も他人事ではなくなってきました。 続きを読む

バベルマンデブ海峡近くの紅海で武装船多数目撃

バベルマンデブ海峡近くの紅海で武器を載せた多数の小型船が不審な動きをしていることが報告されています。付近を航行する船舶は厳重な警戒が必要です。 続きを読む

アデン湾展開の韓国駆逐艦がEUNAVFORと共同で海賊対処へ

アデン湾などでソマリア海賊対処行動を行っているEU NAVFOR は6月6日、韓国の駆逐艦”ROKS Choi Young”が加わったことを明らかにしました。韓国艦船は2008年にもEU NAVFORと一緒に活動したことがあります。アデン湾や紅海、アラビア海ではソマリア海賊ばかりでなく、イエメン内戦に絡んだ商船への武力攻撃も発生していますが、NATO海軍が撤退したため海軍力は落ち、主力となるべきEU NAVFORも参加海軍が十分とはいえない状態になっています。

このため米海軍がリードする多国籍部隊に参加している中国、インド海軍が以前の補助的な位置付けから主力として具体的な海賊対処活動を積極的に行うようになっています。同じように日本の海上自衛隊艦船も1隻派遣されてはいますが、航空機による追跡・監視・威嚇以外で”仕事”をしたという情報に接したことはありません。他の国とは違ってわざわざ海賊対処法という特別法まで制定して出掛けていっているのですが、ハイジャック阻止の局面での具体的な”成果”はさっぱり聞こえてきませんし、防衛省のホームページにも何も報告されていません。

とりわけ湾岸情勢が緊迫してきましたので、これからの商船保護は軍事的には”素人”の海賊ばかりを相手にするとは限りません。軍事的な武力攻撃に晒された場合にどう商船を守るのかもはっきりさせておかなければならないでしょうが、これまでの活動から見て海自艦船に期待はしません。艦船の出動には莫大な国費が掛かっています。何もしないなら無駄に税金を使わず撤退し、他の国の海軍にお願いした方が合理的ではないかと思います。

ソース 

イラン・テヘランで同時テロ、国会議事堂とホメイニ廟で。12人死亡、負傷者多数、議事堂内で人質取り、銃撃。「イスラム国」が犯行声明

イランの首都テヘランの国会議事堂とホメイニ廟で6月7日、銃撃と爆弾のテロ事件が起きました。情報がまだ錯綜していますが、武装グループは議事堂内で人質を盾に銃撃している、とイランメディアが速報しています。議事堂での銃撃などで少なくとも12人が死亡、多数の負傷者がでています。イラン革命防衛隊(IRGC)などが緊急会合を開いています。テログループの一部は拘束されたという情報もあります。「イスラム国(IS)」系のAMAQ通信が犯行声明を出しました。 続きを読む

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