南シナ海でサイフォン強盗再登場、タイのタンカーから半分抜き取る

マレーシア北側の南シナ海で6月23日、航行中のタイのプロダクトタンカーに6人の武装した盗賊が乗った船が近づき、乗船、ハイジャックしました。船長ら乗組員17人を銃で脅したり殴ったりした上で縛り、約1日かけて積荷のジーゼル油を半分ほど自分たちの船に移しました。乗組員の貴重品を奪い、通信機器を破壊して離船しました。タンカーは自力でタイの港に戻りました。 続きを読む

★マースクのITシステムがサイバー攻撃でダウン。コンテナオペ含む世界規模

コンテナ最大手のマースクは6月27日、サイバー攻撃を受け世界を結ぶITシステムがダウンしたことを公表しました。 続きを読む

★★海賊週報★★(2017・6・19~6・25)

【ハイジャック・誘拐】=なし
【海賊未遂、強盗・窃盗の既遂・未遂】=ギニア湾1件、東アフリカ1件、東南アジア1件
【ソマリア海賊の未遂と疑わしい活動】=なし
※インシデントの発生と国際的な公的機関の情報には時間差もありますし、報告されないケースもあります。 続きを読む

★サウジなどがカタールにイランとの関係遮断、トルコ軍基地の閉鎖など13項目を最後通告。期限は10日以内

サウジアラビアなど反カタールのアラブ4カ国が6月23日、カタールに対し10日以内にイランとの外交的・軍事的関係を切ること、トルコ軍基地を閉鎖すること、アルジャジーラを廃止すること、罰金を支払うこと-など13項目を最後通告として要求しました。トルコのエルドアン首相は基地閉鎖の考えはないと表明し、トルコ軍の第2陣がカタールに到着しています。要求はサウジのほかエジプト、UAE、バーレーンの4カ国で出しています。カタール危機を終わらせるための要求としていますが、カタール側はとても応じることはできないでしょう。一気に緊張が高まってきたため、ニュース量が飛躍的に増えています。 続きを読む

ロシア、2度目のISリーダー・バグダディ殺害発表。イラクでは象徴のモスクをIS自ら爆破

ロシア外相は6月22日、シリア・ラッカ近郊の空爆で「イスラム国(IS)」リーダーのアブ・バクル・アル・バグダディを殺害した、と2度目の殺害発表を行いました。 続きを読む

☆お知らせ☆ イージス艦とコンテナ船衝突事故に関するお問い合わせに対して

読者の方からイージス艦とコンテナ船の衝突事故に関してお問い合わせをいただきました。現時点で当ブログが取り上げていない理由について説明します。

以前、コンテナ船破断事故の際はかなり当ブログで取り上げました。それは世界中が大きな関心を持っているにも関わらず、日本のメディアがほとんど取り上げなかったためでした。インターネットの一般化を受けて情報は地球レベルで動いています。そして情報価値=ニュース価値の基準も世界標準になってきています。ところが日本のメディアは日本という”地方”のローカルメディアのままです。しかし、ビジネスはグローバル化していますので、世界標準の情報を取得し、世界標準の視点で分析・評価しなければならないと考えています。政治が旧態依然であることがその原因の一つですが、ビジネスの側面から考えて、世界が大騒ぎしているのに日本で十分な情報が提供されないなら少しでも情報を提供したいと考えました。

今回の衝突事故は、日本でもかなりの量の情報が発信されています。中には首を傾げたくなる情報もありますが、それはそれとして量的には過剰ともいえる状況です。その中で当ブログが同じような情報を提供する意味はないと判断しました。さらに米海軍の情報がカギを握ると思っていますが、その情報は十分ではありません。推認できることはありますが、7人の若者が亡くなるという重大海難事故であり、誤導に繋がりかねない情報提供は避けたいと考えています。こうしたことから現時点では取り上げませんが、見逃すことができない状況が起これば取り上げていくつもりです。ご理解いただければと思います。

バルト海でロシア国防相の軍機にNATO戦闘機が接近、護衛のロシア戦闘機が追い払う

バルト海上空で6月21日、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が乗ったロシア軍機にNATOのF16戦闘機1機が接近、護衛していたスホイ27(SU-27)戦闘機が翼を振って離れるように要求、F16機は離れていきました。国防相機に同乗していたタス通信記者が伝えました。 続きを読む

米側機がイラン製ドローンを撃墜、シリア軍機撃墜2日後。豪、シリア空爆を中止。米ロ対立一気に激化

米ロ対立が一気にエスカレートしています。米海軍の戦闘機が6月18日にシリア・ラッカ近くでシリア軍機を撃墜したのに続いて20日、米主導の有志国機がシリアシリア南部でイラン製ドローン(無人航空機)を撃墜しました。ロシアは強く反発、「イスラム国(IS)」掃討を共通の敵として行う空爆で両陣営機の衝突を回避するため通信チャンネルを開いてきましたが、20日これを閉鎖。「シリア西部に入った米および有志連合の軍機は標的とする」と警告しました。19日にはバルト海でロシア戦闘機が米空軍の偵察機に1・5メートル(5フィート)まで接近する事態も発生しました。この対立激化を受け、有志連合に参加しているオーストラリア軍は20日、シリア空爆を中止しました。 続きを読む

ペルシャ湾のサウジ油田施設にテロ攻撃未遂。武装した3隻のボート接近、サウジ海軍1隻拿捕3人拘束、イラン革命防衛隊か

(テロ攻撃を仕掛けられたペルシャ湾にあるサウジアラビアのMarjan offshore oil field )

中東がさらにきな臭くなってきています。武装した3隻の小型ボートが6月16日夜(現地時間)、ペルシャ湾にあるサウジアラビアの海底油田施設に高速で接近しようとしました。領海侵犯を警戒していたサウジ海軍船が発砲し、追跡。1隻を押さえ3人を拘束しました。2隻は逃げました。サウジ側は19日、拘束した3人はイラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭だと主張しました。これに対しイラン側は同日、「あれは漁民だ」と否定しました。

海底油田の洋上施設が爆破されれば大惨事になるところでした。サウジのいうのが正しければ、イラン革命防衛隊そのものか、関係する組織かは分かりませんが、イランの直接行動が始まった可能性があります。イランではテヘランテロもあって反サウジ、反米気運が高くなっています。ただ、直接的な武力攻撃に踏み切れば泥沼化が避けられなくなるため、イランも慎重に行動するのではないだろうかと考えていました、そうとも言い切れなくなってきたようです。

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カタールにトルコ軍第1陣到着情報、否定情報も。カタール、海外部隊650人を帰国させる

カタール危機の長期化見通しが強まる中で、軍事的緊張が次第に高まっています。同時に情報戦も激しくなってきました。カタールのアルジャジーラとガルフタイムズはトルコから第1陣の部隊が到着し、6月18日にカタール軍と合同訓練を行ったと伝えました。ところがロイターは部隊は到着しておらず、カタールにいるトルコ軍は以前からの90人にすぎない、と否定しました。

どちらが正しいのかは現時点では断定できませんが、カタールが軍事的防衛態勢を構築しようとしているのは間違いありません。先週、ジブチとエリトリア国境に派遣していた650人を帰国させました。両国の国境紛争を仲介したカタールが平和維持部隊として派遣したものですが、そんなことはやっていられないということでしょうか。

また、先週米海軍の艦船がカタール・ドーハに到着。カタール軍と訓練を実施しました。これはロイターがカバーしていますので事実でしょう。米国はカタールとも、敵対するサウジアラビアとも同盟関係を結んでいます。トランプ大統領がカタールを非難するような発言をしたこともあって生まれたカタール危機ですので、カタールに軍を送って武力衝突だけは回避しようということかもしれません。

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