「2米国船員の解放に身代金200万ドル支払い」の情報-ギニア湾誘拐

ギニア湾のナイジェリア沖で誘拐された米国船籍のオフショア船“C-Retriever”(3286DWT、船主: Edison Chouest)の米国人船長と機関長の解放をめぐって、「200万ドル(約2億円)が支払われた」という情報が流れています。 続きを読む

★イエメン沖IRTC内に武装海賊船、ウクライナ艦が7人拘束。AK47銃は海中に捨てる(地図1枚、画像3枚)

NATOの対海賊作戦に参加しているウクライナのフリゲート艦“UPS HETMAN SAGAIDACHNY”は11月18日、イエメン沖のIRTC(国際推奨航路)で1隻の不審な小型船を発見しました。 続きを読む

ベイルートのイラン大使館付近で連続爆発、23人死亡、140人以上負傷。アルカイダ系組織が関与を声明

レバノンの首都ベイルートのイラン大使館付近で11月19日、連続して2度の爆発が起き、少なくとも23人が死亡、146人以上が負傷しました。爆発は自動車に仕掛けられていたとみられます。イラン大使館の武官も負傷しました。 続きを読む

映画の公開前に「キャプテン・フィリップス」を復習

トム・ハンクス主演の「キャプテン・フィリップス」は今月29日に日本公開されますが、事件が起きた2009年4月当時の記憶を巻き戻しながら少しおさらいしてみたいと思います。4月8日早朝(現地時間)、ソマリア中部の海賊拠点 Eylの東240海里のインド洋を援助食料17,000トンを積んでケニアのモンバサ港に向かって南下していたアメリカの貨物船“マースク・アラバマ(MV Maersk Alabama)”が海賊攻撃を受けます。まだソマリア海賊の初期段階でした。17歳から19歳ぐらいの4人の若い海賊が乗り込んできました。アラバマの20人の乗組員は直前に海賊対処の訓練を受けたばかりでしたから、武器はないですが海賊と戦いもしましたが、結局銃を持つ海賊が制圧していきます。船長のリチャード・フィリップス(Richard Phillips) は乗組員全員の代わりに人質になると海賊に持ちかけ、28フィートの救命艇に4人の海賊と乗り込み、アラバマを離脱します。

米国では大騒ぎになりました。オバマ大統領は強行救出を海軍に命じ、ミサイル駆逐艦“ベインブリッジ(USS Bainbridge)”とフリゲート艦“ハリバートン( USS Halyburton)”が現場に急行、9日には到着します。無人機スキャンイーグルが偵察に向かい、上空から救命艇を確認します。周辺には2隻の艦船がいて、上空にはヘリコプターやP3Cオライオンが飛び回り、救命艇は包囲された状態になりますが、海賊の4人は銃撃を続けて白旗は上げず、身代金を要求し続けました。10日にフィリップス船長は脱出を試みますが失敗します。救命ボートは徐々にソマリアの沿岸に近づいていき、じりじりとしたにらみ合いが続きました。

そして12日の日曜日。米海軍の特殊部隊SEALの中でも最強のチーム6の狙撃手が登場します。揺れるベインブリッジの後部甲板から波間に浮かぶ救命艇内の海賊にロックオン。スナイパーは3人の頭部を撃ち抜きました。ゲームオーバーです。3人射殺、1人逮捕。フィリップス船長は無事救出され、英雄になりました。3人の遺体はあとでソマリアに引き渡されました。この救命艇はSEAL博物館に展示されているようです。ざっと振り返るとこんな感じです。トム・ハンクスが3度目のアカデミー賞に輝くかどうかは分かりませんが、10月に公開になった欧米では評判が良いようです。ちなみに映画の基になった本は「A Captain’s Duty(2010年4月刊)」で、副題は「Somali Pirates, Navy SEALs, and Dangerous Days at Sea 」となっています。Dutyは義務より責務の方がピッタリするように感じています。

(スキャンイーグルが4月9日に撮影した救命艇)

(スキャンイーグルが4月9日に撮影した救命艇)

デンマーク海事事故調査委員会が「Leopard」ハイジャックで報告書

2011年1月にオマーン沖でソマリア海賊にハイジャックされ、2年4カ月後に陸上に移された6人の乗組員が解放されたデンマークの貨物船“MV Leopard”(1780DWT、船籍:デンマーク)のケースについてデンマーク海事事故調査委員会(Danish Maritime Accident Investigation Board)が詳細な報告書をまとめ、公表しました。この事件を受けてデンマークは2012年6月に武装ガードの乗船を容認しました。海賊側との交渉は触れられていませんが、ハイジャック事例できちんとした調査報告がされることは希で興味深い内容になっています。 続きを読む

★★海賊週報★★(2013・11・11~11・17 ) 

[ハイジャック・誘拐=0件。インシデント=東南アジア5件、南西アジア1件、インド洋1件。ソマリア海賊の疑わしい活動=0件)
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タンカー“プレステージ”油濁事故、環境破壊の刑事責任は「無罪」

(破断後沈没した原油タンカー“プレステージ”=2002年11月19日)

(破断後沈没した原油タンカー“プレステージ”=2002年11月19日)

スペインの環境災害史上最悪といわれた2002年の原油タンカー“プレステージ(Prestige)”(82,000DWT、船籍:バハマ、運航:ギリシャ、実質所有:リベリア、シングルハル構造)油濁事故をめぐる環境汚染の刑事責任は誰も問われないことになりました。 続きを読む

まとめて見るとシンガポール周辺の要警戒エリアが明確になる

個々の事例は既報ですが、まとめて見ると分かりやすいものです。IMBはアジア・シンガポール周辺での今年の海賊・強盗発生のマップを公開しています。赤のマークはハイジャックで、オレンジは乗り込まれたケースを表示しています。ただ乗り込まれたケースでもほとんどは“侵入盗”です。単にそれだけのことですが、一目で分かる効果は大です。

シンガポール周辺発生マップ

アジアでは大口国のインドネシアが控えていますからインシデントがこれだけということではありませんが、凶悪で被害が大きい事案はシンガポール周辺に集まっていて、ここが目下のホットスポットになっています。このブログでは重大事案はその都度、軽微な事例は週ごとに掲載しています。

☆短信☆ ギニア湾で誘拐の米人船長ら2人解放

ギニア湾のナイジェリア沖で10月23日に海賊に連れ去られた米国船籍のオフショア船“C-Retriever”(3286DWT、船主: Edison Chouest)の米国人の船長と機関長の2人が解放されました。 続きを読む

〈更新〉「30以上のコンテナに危険な化学物質搭載」と地元メディア。火災時には硫黄臭広がる。環境汚染の懸念も-ベトナム沖衝突海難事故(画像1枚)

                                     〈ベトナム語のため機械翻訳利用〉
ベトナム南部ブンタウ沿岸で貨物船と衝突し半沈没状態になった韓国のコンテナ船“Heung-a Dragon”(18,181DWT、1,032TEU、船籍:パナマ)のコンテナには危険な化学物質が積まれていたと11月12日のベトナム語のメディアは報じています。 続きを読む

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