米連邦海事委員会、コンテナ運賃の急騰に重大関心、3大アライアンスなど競争基準違反を精査

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック化を受けてコンテナ船の運航中止が相次ぎ、9月に入って米国向けコンテナ運賃が急騰しました。この状況に米連邦海事委員会(FMC)が動き出しました。9月16日のリリースで、海運業界やコンテナの巨大アライアンスを精査し、Shipping Act 6(g)の競争基準に違反していないかを調べると「警告」しました。違反があれば連邦裁判所に差し止めなどを求めるとしています。業界ニュースサイトはこのアライアンスとして、THE Allianceや2M Alliance、Ocean Allianceの3大アライアンスを挙げています。 続きを読む

スリランカ、火災のVLCC所有者に200万ドルの賠償請求

スリランカ沖で火災を起こした超大型タンカー(VLCC)“New Diamond”(299,986 DWT、船籍:パナマ、2000年建造、IMO:9191424)の消火活動を展開したスリランカ当局がVLCCの所有者に対して予備的な賠償として約200万ドル(約2億円)(ロイターは190万ドル)を請求していることが分かりました。一緒に消火活動を行ったインドはまだ請求していません。 続きを読む

最大級のコンテナ船がクレーン引きずり倒壊。オペレーター負傷ースペイン

世界最大級のコンテナ船が9月13日、スペイン・バレンシアのコンテナターミナルを離れる際、ガントリークレーンを引っ掛けました。クレーンは倒壊、オペレーターが負傷し病院に運ばれました。 続きを読む

【モーリシャス油濁】冷凍コンテナを寄贈

商船三井が油濁被害を受けた漁業者支援として寄贈した冷凍コンテナ1本が9月11日、モーリシャスに到着し引き渡し式が行われました。モーリシャス政府のリリースによると、代表団のこばやし・ひろし団長は「wakashioによる環境インシデントで被害にあわれたモーリシャスの方々に深くお見舞い申し上げます」と述べました。

漁業局長は「余分な漁獲物を貯蔵して後で販売することで漁師に直接利益をもたらす。港湾地域に配置され、将来は南東地域の適切な場所に再配置される」と感謝の言葉を述べました。冷凍コンテナはコールドサプライチェーンの整備を進めようとしているモーリシャスに貢献する機材になります。

ソース1

【モーリシャス油濁】また失った「ニッポン海運」の信用

パナマ海事局(AMP)の「wakashioレポート」はショックでした。座礁の原因は船員のヒューマンエラーだと想像していました。それが船の航行に重要な役目を持つナビゲーション機器の欠陥も原因の一つだというのです。2007年建造船ですから最新鋭とはいいませんが、正確に作動する機器は積まれているものと思っていました。便宜置籍船とはいえ、海運大国・ニッポンの超大型バルク船です。これで信用はまた失われてしまいました。国土交通省は登録船級協会の日本海事協会(クラスNK)と船籍がなくとも日本関係船の一斉検査を行うぐらいの気概を見せるべきです。うやむやにするのは、日本の政治シーンでは認められても世界では通用しません。今回は再発防止策を船社任せにするのではなく、国が積極的に指導する決断をしてほしいと思います。

クラスNKの今年7月1日付けの「wakashio」のレポートは「正常」となっていたと思います。この調査レポートで異常が指摘されていたなら分かりますが、船級協会で正常とされた船舶が不正確なナビ機器で航行していたのはなぜなのでしょうか。信用を失うのは一瞬です。AMPがいい加減な調査を行ったかどうかを精査する必要はありますが、ナビ機器に欠陥があったならばそれはいつから発生し、メンテナンスの際に発見されなかったのはなぜなのかを追求しなければ、また同じことが起こります。国土交通省が前に出てハード機器の徹底的な検査を行って実態を調べ、実効性がある対策を立てるべきではないでしょうか。海運の市場は世界です。AMPレポートは世界中に広がりました。日本流の忖度は一切通用しません。

ソースではありませんが、資料

【モーリシャス油濁】「時代遅れの海図」が一因

バルク船“wakashio”の船籍国であるパナマの海事局( Panama Maritime Authority (AMP))が9月7日に公表した座礁原因の予備調査報告によると、船は1人の乗組員が家族と通信するため電話とインターネットが使える電波を探して沿岸に接近、船長は5海里まで近づくことを指示しました。ところが5海里を超えて接近してしまい、珊瑚礁帯に座礁したわけですが、そこで船が積んでいたナビゲーションシステムが問題になっています。 続きを読む

VLCCの火災制御か-スリランカ

再点火したスリランカ沖のVLCC“New Diamond”(299,986 DWT、船籍:パナマ、2000年建造、IMO:9191424)の動画が9月8日公開されました。スリランカとインドの軍や沿岸警備隊などが懸命の消火活動を展開。8日には火災は制圧されたと伝えられました。 続きを読む

スリランカ沖のVLCC、再び燃え出す。インド、スリランカが懸命の消火続ける

インドのコーストガードが9月7日、ほぼ鎮火したかに見えていたスリランカ沖のVLCC“New Diamond”(299,986 DWT、船籍:パナマ、2000年建造、IMO:9191424)が再び燃えだした、とツイートしました。 続きを読む

米運輸安全委員会、米駆逐艦衝突事故で最終報告書。「駆逐艦主因」と断定

米運輸安全委員会(NTSB)は9月3日、2017年6月に伊豆半島沖で起きた米駆逐艦と日本のコンテナ船の衝突事故の最終報告書と安全勧告を公表しました。その中で事故の主因は「駆逐艦のブリッジチームのミス」と断定しました。 続きを読む

スリランカ沖で日本のコンテナ船出火

マレーシアからインド・ナバシェバ港に向かっていた日本のコンテナ船で9月1日、船倉から出火しました。火災は二酸化炭素(CO2)消火システムで制御され、5日05:30 UTC現在、スリランカ・コロンボ港沖で停泊しています。 続きを読む

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