「台湾」問題が重要課題に。習主席、軍部に戦闘準備呼び掛け、台湾・蔡総統「国際社会の支援求める」

今年の最重要テーマとして「台湾」問題が浮上してくる可能性が高くなってきました。 続きを読む

イラン海軍、カスピ海でロシア海軍と合同訓練へ

イラン海軍の司令官が1月6日、ロシア海軍とカスピ海で軍事訓練を行うことを計画していると述べました。イランとロシアの合同軍事訓練は2015年、2017年にも行われており、両国の軍事的協力は強まっています。 続きを読む

イラン、3月に米近くの大西洋に艦隊を派遣

イランが3月に米国領海に近い大西洋に最新鋭の艦船を派遣すると1月4日に発表しました。米空母が湾岸エリアに派遣されているのに対抗した動きだということです。 続きを読む

シリアで続く「イスラム国」との戦い

シリアでは「イスラム国(IS)」に対する戦いが続いています。トランプ米大統領は「ISとの戦いに勝利したので撤収する」と言いました。ホワイトハウスの事務方や国防総省(ペンタゴン)はこの大統領ツイートを無視しているかに見え、軌道修正するかもしれませんが、戦闘の現場ではISが復活してくるのではないかという不安が広がっているといいます。BBCが1月4日、ISと戦うシリア民主軍(Syrian Democratic Forces=SDF)の動画を公開しました。場所はシリア東部のHajin周辺です。

イラン、テヘランでアフガンのタリバンと平和協議

イランは12月31日、アフガニスタンの反政府勢力タリバンの代表団が30日にテヘランを訪れ、イラン外務副大臣と平和協議を行ったことを明らかにしました。イランはタリバンに肩入れする流れにようです。トランプ米大統領がツイッターでアフガンに派遣している米軍の半数を撤収する計画を打ち上げたこと受け、隣国イランが動き始めたとみられます。シリアでもポスト米国を踏まえた新たな勢力図が模索され始めています。もっともホワイトハウスはこのトランプ大統領の“ツイッター爆弾”に沈黙を守り、無視しているようにも見えます。 続きを読む

イラク米軍基地訪問のトランプ大統領、「イラクの米軍は撤退せず、シリアに行くかもしれない」

トランプ米大統領は12月26日、専用機で到着したイラクの米空軍基地で「イラクの米軍の撤退計画はない。米軍はイラクに留まり、シリアに再派遣されるかもしれない」と米兵を前に話しました。国家安全保障顧問のボルトン氏も同行していました。歴代の米大統領は海外部隊をたびたびサプライズ訪問していますが、トランプ大統領は就任2年近くなって初めてです。訪問は非公式でした。 続きを読む

ロシア、シリア空撃のイスラエルを非難。米の撤退でイスラエル焦点

米軍のシリア撤退を受けてイスラエルの動きが注目されていますが、12月25日夜(現地時間)にシリアの首都ダマスカス近くにミサイル攻撃がありました。シリアメディアがまずイスラエル空軍がレバノン上空を通過して空撃してきたと非難しましたが、26日にロシアも「イスラエルによる主権侵害だ」として強く非難しました。 続きを読む

トランプ大統領、シリアから米軍完全撤退を発表。「イスラム国やっつけた」と成果言うが…

トランプ米大統領は12月19日、「米軍はシリアでイスラム国(IS)に勝利した」として米軍にシリアからの完全撤退を命じたと発表しました。展開している米軍は約2,000人です。 続きを読む

米、ペルシャ湾に空母を派遣。3月からの空母不在解消、イランを牽制

今年3月からペルシャ湾に米空母攻撃群がいない状態が続いていましたが、12月8日頃に解消される見通しになりました。 続きを読む

《 閑話休題 》

今日、本屋に行ったら「自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体」(講談社現代新書)が発刊1カ月強で3刷になっていた。この本の意義は大きいと感じていたが、硬いから売れないだろうなと思っていただけに3刷は驚きだった。

内容は防衛大臣にも総理大臣にも秘密の情報機関「別班」の存在を共同通信の記者が追い続けて記事化した内幕モノ。別班は戦前の陸軍中野学校の復活を目論んだ組織で、ロシア・中国・韓半島をターゲットにして現地に民間人としてエージェントを派遣しているとか。

取材中に生命の危険を感じたと書かれており、おどろおどろしいスパイ機関のようだが、世界の情報機関と比較すれば人数や予算からみて「枯れ尾花」レベルにしか見えない。しかしオープンソースインテリジェンスでの情報収集ではなく、ヒューミントを行うとすればリーガル、イリーガルの境目は微妙になりがちだ。シビリアンコントロールが効かない組織がこうした活動をすることは大問題だが、それ以上に知らない振りをし続けてきた保守政治家の根本的な能力の低さを嘆く。自衛隊は災害救助機関ではなく、クーデターも可能で簡単に人を殺すことができる武力組織だということを忘れてはいけない。彼らの正義が暴走する可能性が常に内在しているのである。

もっとも同じジャンルの本では「共謀~トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ」(集英社)が今年一番おもしろかった。英ガーディアン紙の元モスクワ特派員の記者が元英MI6の調査員が作成したトランプ米大統領のロシアンゲートの発端となった調査報告書を導入部として1980年代から積み上げられてきたロシアのトランプ大統領誕生支援工作を丁寧に調べた労作。長い水面下の積み重ねで大統領をもつくり上げるという、諜報機関らしい話だ。

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