米、ペルシャ湾に空母を派遣。3月からの空母不在解消、イランを牽制

今年3月からペルシャ湾に米空母攻撃群がいない状態が続いていましたが、12月8日頃に解消される見通しになりました。 続きを読む

《 閑話休題 》

今日、本屋に行ったら「自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体」(講談社現代新書)が発刊1カ月強で3刷になっていた。この本の意義は大きいと感じていたが、硬いから売れないだろうなと思っていただけに3刷は驚きだった。

内容は防衛大臣にも総理大臣にも秘密の情報機関「別班」の存在を共同通信の記者が追い続けて記事化した内幕モノ。別班は戦前の陸軍中野学校の復活を目論んだ組織で、ロシア・中国・韓半島をターゲットにして現地に民間人としてエージェントを派遣しているとか。

取材中に生命の危険を感じたと書かれており、おどろおどろしいスパイ機関のようだが、世界の情報機関と比較すれば人数や予算からみて「枯れ尾花」レベルにしか見えない。しかしオープンソースインテリジェンスでの情報収集ではなく、ヒューミントを行うとすればリーガル、イリーガルの境目は微妙になりがちだ。シビリアンコントロールが効かない組織がこうした活動をすることは大問題だが、それ以上に知らない振りをし続けてきた保守政治家の根本的な能力の低さを嘆く。自衛隊は災害救助機関ではなく、クーデターも可能で簡単に人を殺すことができる武力組織だということを忘れてはいけない。彼らの正義が暴走する可能性が常に内在しているのである。

もっとも同じジャンルの本では「共謀~トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ」(集英社)が今年一番おもしろかった。英ガーディアン紙の元モスクワ特派員の記者が元英MI6の調査員が作成したトランプ米大統領のロシアンゲートの発端となった調査報告書を導入部として1980年代から積み上げられてきたロシアのトランプ大統領誕生支援工作を丁寧に調べた労作。長い水面下の積み重ねで大統領をもつくり上げるという、諜報機関らしい話だ。

イラン海軍とIRGC海軍、駆逐艦と潜水艦をペルシャ湾・アデン湾に展開

イラン海軍とイラン革命防衛隊(IRGC)海軍は11月18日から20日に掛け連携して駆逐艦と潜水艦をペルシャ湾からアデン湾に掛けて展開しました。パトロールの理由は海の安全と海賊対策ですが、示威行動であることは確かです。イランメディアが21日に発表しました。 続きを読む

「戦争の足音が聞こえる」。米軍人アンケートで「来年戦争」が前年9倍の46%に

米国の現役軍人800人以上から回答を得たアンケート調査で、「来年中に新たな戦争が起こる」が前年の同様質問の回答(5%)から46%に急増しました。相手はロシアと中国が約7割を占めました。調査は、米国の軍事メディアがSyracuse大学付属研究所と合同でオンラインで行いました。米国の政治情勢や安全保障など19問の質問に829人から有効回答を得ました。回答者の89%が男性で、白人は76%。回答者の平均年齢は約31歳でした。戦争の足音が聞こえて来たということでしょうか。 続きを読む

イラン、陸から有効射程700キロの弾道ミサイル開発

アメリカが原油輸出に制裁を発動するならホルムズ海峡を通過する原油輸送を妨害すると言っているイランが有効射程700キロ(435マイル)の陸上から発射する対艦(対船)弾道ミサイルを開発したと述べました。 続きを読む

米司法省、中国人スパイを起訴。米航空宇宙会社から営業秘密狙う

米司法省(DOJ)は10月10日、ベルギーから引き渡しを受けた中国人スパイを起訴したと発表しました。米国の航空宇宙会社から技術情報や営業秘密を盗もうとしました。 続きを読む

米・英・オランダなど、ロシア諜報機関GRUのサイバー攻撃を一斉公開。米司法当局GRU7人を訴追

米・オランダ・英政府は10月4日、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)による2014年から2018年までのハッキングなどさまざまなサイバー攻撃について一斉に公表、米司法当局はGRUメンバー7人を訴追し、顔写真などを公表しました。協力したオーストラリア・ニュージーランド・カナダ政府も同日、プレスリリースを発表しました。公表されたターゲットは多岐にわたり、反ドーピング機関WADAや国際サッカー連盟(FIFA)、オランダ・ハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)、米民主党全国委員会、ウクライナの銀行など、そして米の原子力企業ウエスチングハウスです。公表された証拠類からは現代のサイバー攻撃とそれを防衛する側の諜報活動が見えてきます。大部ですが公表資料を網羅しました。 続きを読む

南沙諸島で米艦船に中国艦船が40メートルまで異常接近

南シナ海・南沙諸島のジョンソンリーフ(Johnson reefs)とガボンリーフ(Gaven reefs)の12海里以内を9月30日午前8時半ごろ(現地時間)に「航行の自由作戦」で航行していた米海軍の駆逐艦“USS Decatur(DDG-73)”に対し中国海軍の駆逐艦“PRC 170”が異常接近し、最接近時には40メートルほどに近づきました。航行の自由作戦中の米艦船への接近は過去にもありましたが、40メートルは危険な距離で、米駆逐艦は衝突を避けました。画像類が出てきましたので取り上げます。 続きを読む

3月にイラン軍のスピードボートが米空母に異常接近

3月のインシデントのビデオが数日前から急に拡散されました。内容は、イラン軍のスピードボート部隊の2隻が米空母に異常接近していく光景です。ロシアメディアも大きく取り上げ、拡散に協力している形です。 続きを読む

米司法当局、中国人スパイを逮捕。中国諜報機関の指示で違法行為

米司法省は9月25日、中国のために違法行為を働いた27歳の中国人をシカゴで逮捕したと発表しました。 続きを読む

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