★BIMCO、ICS、INTERTANKOが共同で南紅海とバベルマンデブ海峡の安全対策で臨時ガイダンスを作成。イエメン紛争が商船航行の深刻な脅威に

BIMCO、ICS、INTERTANKOの3団体が共同で1月25日に「INTERIM GUIDANCE ON MARITIME SECURITY IN THE SOUTHERN RED SEA AND BAB AL-MANDEB」を公表しました。イエメン紛争に絡んで民間海事団体が動いたのは初めて。いよいよ潜在脅威が顕在化してきたといえます。 続きを読む

米ミサイル駆逐艦、初めて南シナ海の中国人工島12海里以内を航行

中国国防省は1月20日、米海軍のミサイル駆逐艦“USS Hopper (DDG-70)”が17日に南シナ海スカボロー礁(Scarborough Shoal=中国名・黄岩島=Huangyan Island)の12海里内を航行したことに対し、強い警告を発しました。昨年米軍の航空機が中国が建設した人工島の“領空”を侵犯したことはありますが、米海軍は同海域での「航行の自由」作戦を言ってきましたが艦船が“領海”内に入ることは微妙に避けてきました。中国海軍のミサイル巡洋艦が警告し離れていますが、接近航行の意図は不明です。 続きを読む

★サウジ連合軍、イエメン沖紅海でタンカー狙った爆弾ボートを破壊

サウジアラビアが主導する湾岸国連合軍は1月10日、イエメン・ホディダ(Hodeidah)港沖の紅海でタンカーを狙ったIED(即席爆弾)積載のボートを破壊したと発表しました。この発表が事実なら、フーシ派は同港沖での商船攻撃を開始したことになり、厳重な警戒が必要です。 続きを読む

フーシ派、ホデイダ港奪還できなければ「紅海の商船航路を遮断」と脅す

イエメンのフーシ派は1月8日の国連特使との会談で紅海に面したホデイダ(Hodeidah)港をサウジアラビア主導の湾岸国連合軍から奪還できなければ紅海の商船航路をブロックする、と脅しました。 続きを読む

フーシ派、イエメン沖紅海でサウジ側の自律型無人潜水機(AUV)を発見・押収

フーシ派による機雷敷設が警戒されているイエメン沖の紅海でフーシ派ダイバーが1月1日にサウジアラビア側が仕掛けたとみられる自律型無人潜水機(autonomous underwater vehicle=AUV)を発見し、押収しました。 続きを読む

韓国、北朝鮮船に石油積み替え容疑で2隻目となるパナマ船籍のプロダクトタンカーを拿捕

韓国当局は12月19日に国連決議に違反して洋上で北朝鮮のタンカーに石油を積み替えた疑いでパナマ船籍のプロダクトタンカーを拿捕していたことが明らかになりました。韓国の拿捕船は2隻目。タンカーは仁川近くの港で拘束されています。 続きを読む

イランで反政府デモの10人殺害、死者は12人に。12月28日から各地で拡大

イラン各地で12月28日に始まった反政府デモ31日になっても収まっていません。これまでに400人以上が逮捕され、計12人が殺害されたと国営テレビが伝えています。抑圧と経済低迷に対し若者を中心に不満が高まった結果とみられています。テヘランでは31日に200人が逮捕されるなど反政府デモは拡大しており、政府は鎮圧に躍起です。 続きを読む

「海上封鎖」に備える準備を

ロシア船籍のタンカーによる北朝鮮タンカーへの洋上積み替えをロイターが12月30日に特ダネとして伝えました。韓国税関当局が香港船籍のタンカーを拿捕していることが公表されたのに続いてですが、事案自体は2~3カ月前のことでした。衛星画像の解析で事実を確定し、情報機関と軍が検討を加えた上での情報公開です。ロシア船籍のタンカーはGPSデータも偽データに変更していました。ロシア当局もタンカー所有者も全否定ですが、当然織り込み済みの反応です。私はずっと北朝鮮問題のアクションは戦争ではなく、まず海上封鎖だと言ってきました。制裁の実効を上げるには海上をコントロールするしかないためで、それはイエメンを見ていても明らかだったからです。とは言っても軍事的にエスカレートすることになりますからそんな状況は起きないことを願っていましたが、このところの動きは海上封鎖に向かっていると感じられます。 続きを読む

韓国当局、国連制裁に反し北朝鮮に油を渡した疑いで香港船籍のタンカーを拿捕

韓国税関当局は、国連制裁に違反して洋上で北朝鮮に精製油を渡していた疑いで南部の麗水(Yeosu)港に入港した香港船籍のプロダクトタンカーを密かに拿捕し、調べています。このタンカーは10月に日本で精製された石油600トンを積んで出港、台湾を経由して東シナ海の公海上で北朝鮮の小型タンカーに石油を移したとみられています。タンカーをチャーターしているのは台湾の船社で、香港と台湾の当局も捜査をしています。香港当局が12月29日に声明を出したため明らかになりました。中国外交部は29日現在、この事件を把握していないとしてコメントしていません。 続きを読む

豪・比・墨など35カ国が棄権


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トランプ米大統領の「エルサレム首都宣言」に対し国際社会は12月21日、圧倒的な差で「無効」の判断を示しました。国連の緊急総会での投票結果は「無効」賛成128、反対9、棄権35でした。棄権に回ったのは、オーストラリア、フィリピン、メキシコ、カナダ、ハンガリー、アルゼンチンなどで、少しは“トランプ脅し”が効いたのかもしれません。

国連総会の投票には拘束力はないとしても、敗北は明白でトランプ政権の影響力低下は間違いないですが、当人はさらにわがままに見える孤立化の道を突き進むしか選択肢はないでしょう。その先に起こる事態が心配です。

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